【育て方】パキラに虫が付く場合の対策や駆除方法!
育てやすいパキラは、人気のある観葉植物のひとつです。室内で育てれば虫もつかなそうに思えますが、実はそうとは限りません。知らない間に虫が侵入してパキラについてしまうこともありますし、植物に虫がつくことを100%防ぐことはできないのです。ただし、虫がつかないようにする予防法や対処法はあります。この記事で、植物につきやすい虫や駆除の方法について説明しますので、ぜひ覚えておきましょう。
目次
パキラの害虫対策
まず初めに、予防法や虫がついてしまったときの駆除方法について説明します。
害虫を予防する方法
多くの害虫は、湿度の高いジメジメした環境を好み、集まってきます。水をやりすぎないように注意し、受け皿にたまった水も、その都度、捨てるようにしましょう。
風通しをよくし、定期的に日光に当てることで、からっとした環境を作ることもポイントのひとつ。枝葉が込み合いがちな植物の場合は、剪定をしてスッキリさせておきましょう。そのほうが、見た目もきれいになります。
また、定期的にチェックして、ほこりや枯葉を取り除き、清潔を保つことも予防策のひとつです。
虫を駆除する方法
ハダニ、カイガラムシ、アブラムシなど小さな虫は、粘着テープで駆除することができます。使い古した歯ブラシでこすり落としてもいいですし、霧吹きやシャワーで水をかけ、吹き飛ばす方法も有効です。
コバエは、掃除機で吸い取ってしまいましょう。また、土を無機質のものに変えると、産んだ卵が孵化しても成虫になれないので、新たなコバエの発生抑止につながります。 ここからは実際にパキラにつきやすい虫についてご紹介します。
パキラにつきやすい虫
パキラをはじめとした観葉植物につきやすい虫にはどんな虫がいるのか、見た目や特徴などの確認をしておきましょう。
コバエ
コバエは、チョウバエやキノコバエなど小さなハエの総称で、湿った土や腐った葉を好み、卵を産みつけます。受け皿にたまった水、枯れて湿った葉にも集まってくるので気をつけてください。
コバエの場合、特に病原菌などを媒介することはないのですが、見た目に気持ちのいいものではなく、どんどん増えてしまうのが難点でもあります。
ハダニ
多くの植物につく虫で、パキラも例外ではありません。体長は1㎜に満たないほど小さく、葉の裏に寄生します。高温と乾燥を好むため、梅雨明け以降の暑い季節に多発します。
被害は、葉の裏から液汁を吸い取り、パキラの成長に影響を及ぼすこと。葉の色が悪い、葉の表側に白っぽい模様が浮かび上がっているなどしたら、ハダニがついているかもしれません。
カイガラムシ
種類も多く、大きさや形はさまざまですが、パキラによくつくのは、体長2~3㎜程度のワラジ状のもので、白い粉のような殻で覆われています。また、成虫になると脚が退化するため、動かないことも、パキラによくつくカイガラムシの特徴のひとつです。
カイガラムシがつくと、植物の見た目がとても悪くなります。葉や枝から液汁を吸い取って生育状況を悪くするという被害のほか、すす病、こうやく病など、病気を誘発する点にも注意が必要です。
アザミウマ
体長1~2㎜ほどの細長い虫で、よく見かける色は黄色、黒系、灰褐色など。かたまって発生しますが、葉のつけ根など見つけにくい場所につく点が厄介で、夏に多発します。
アザミウマは、葉に針で刺したような小さな穴を開け、液汁を吸い取るなどしながら害を及ぼします。被害を受けた葉には白っぽい小さな斑点が見られ、ひどくなると葉が茶色になるほか、新しく出てくる葉が奇形となることもあります。
アブラムシ
植物の虫といえば必ず名前の出るアブラムシは、体長2~4㎜ほど。よく目にする緑色のほか、赤、黄、黒、茶色のアブラムシもいます。1匹だけでは見つけにくいのですが、非常に繁殖力が強く、気づいたときには団子状になっていることも。
葉にとりついて液汁を吸い取って植物に影響を及ぼすほか、ウイルスを媒介して植物に被害を与えます。排泄物にはアリが集まることもありますし、すす病を発症させることも。さまざまな被害を受けやすいため、注意が必要な虫です。
ケムシ
ケムシはガの幼虫で、ガのつかない植物はないと言っても過言ではないくらい、ほとんどの植物がケムシの被害を受けます。室内に置いている場合はあまり気にしなくても大丈夫ですが、ベランダ、玄関の外、庭など屋外に置いているパキラにはご注意ください。
ケムシは、葉を食害します。生育が悪くなるだけでなく見た目も損なわれ、ひどいときには枯れてしまうことも……。
ケムシでもうひとつ気をつけたいのは、人体への影響です。落ちた毛1本に触れるだけで皮膚に痛みやかゆみを生じ、ひどくなると全身に広がることもあります。
コガネムシ
屋外でよく見かける虫ですが、パキラが被害を受けやすいのは、土の中にひそむ幼虫です。これは、飛んできた成虫が、プランターや鉢の土に産卵してかえったもの。幼虫の体長は2~3cmほどで、頭は黒や茶色、体は白っぽい色をしています。
幼虫は、土の中で根を食害します。そうなると、植物は養分を吸収できず、健康に育つことができません。ひどくなると、枯れてしまいます。
シャクトリムシ
イモムシの仲間で、体長も色もさまざまですが、体を伸縮させながら歩く姿で知られている虫です。
葉を食べる被害のほか、フンや粘り気のある糸を排泄するため、それらがからまると見た目が悪くなることも難点のひとつ。触れるとベタベタした不快感もあります。
まとめ
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パキラを育てたいけど虫のことが気になる、家にあるパキラに虫がついてしまったというようなときは、ぜひお伝えしたことを参考に対処してみてください。なお、Plant Huntでは、パキラをはじめとした種類豊富な観葉植物を取り扱っています。観葉植物の育て方や虫対策などのご相談にも応じておりますので、お気軽にご利用ください。
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