【育て方】ドラセナの種類や育て方・花言葉についてまとめました

ドラセナは、自宅に飾るのはもちろん、贈り物としても人気のある観葉植物です。品種が多く、初心者でも育てやすい点もドラセナの魅力のひとつです。お部屋に観葉植物があると、それだけで心が癒され、気持ちが落ち着くのではないでしょうか。この記事で、ドラセナの種類や育て方、花言葉についても紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

  

ドラセナの基本情報

はじめに、ドラセナがどのような植物なのか、基本的な事柄についてご説明しましょう。

 

見た目の特徴

ドラセナは種類が豊富なので、一概に言うのは難しいですが、多くは、剣のように先端のとがった葉を持っています。ドラセナの葉の幅は広いものもあれば狭いものもありますし、長さも長短さまざま。色は、緑のほか黄緑や赤もあり、ほとんどの品種に、美しい斑が入っています。

ドラセナの高さは、野生では20m以上に育つものもあるようですが、低木のものもあり、お部屋に置くこともできます。

 

原産地

ドラセナの原産地は、アジア、アフリカの熱帯地域と亜熱帯地域です。リュウゼツラン(キジカクシ)科・ドラセナ属に分類され、生命力の強い植物として知られています。

 

栽培の難易度

ドラセナの栽培は決して難しくはなく、初心者向でも栽培が可能です。

ただ、熱帯性の植物なので、寒さにはあまり強くありません。気温の低い場所に置きっぱなしにするなど、育てる環境によっては弱ってしまうこともあります。

 

 

ドラセナの種類

種類が多く、見た目も個性的なドラセナ。その種類を、ピックアップしてご紹介します。

 

ドラセナといえばコレ!という代表格が「ドラセナ・マッサンゲアナ」です。太い幹と縦に斑模様の入った光沢のある葉が特徴で「幸福の木」とも呼ばれています。葉に黄色っぽい斑が入る「ドラセナ・レモンライム」は、明るく元気なイメージ。マッサンゲアナやレモンライムよりも細い葉をつける品種に「ドラセナ・カンボジアーナ」があります。全体的にシャープな印象です。

そのほか、「ミリオンバンブー」の異名を持つ、竹のようなフォルムの「ドラセナ・サンデリアーナ」、細長い葉に白い斑模様がオリヅルランを思わせる「ドラセナ・ホワイトホリー」、大きくなりすぎずに育てやすい「ドラセナ・ワーネッキー」「ドラセナ・コンパクタ」などが人気のドラセナの品種です。

 

 

ドラセナの育て方・管理方法

ドラセナの育て方や管理方法についても確認しておきましょう。品種により異なる点もありますが、基本は次の通りです。

 

ドラセナの置き場所

ドラセナを置くのに適しているのは、日差しが確保できる場所です。屋内の場合は、窓の近くなど、できるだけ日の光が入るところに置きましょう。どうしても日の当たらない場所にしか置けない場合は、1週間に34日、定期的に日光浴をさせてください。

 

ドラセナを屋外に置く場合は、真夏の直射日光に気をつけましょう。強い日射しにさらされ続けると、葉の色に影響が出たり、株が弱ったりします。日陰に置いて、守ってあげましょう。

また、冬の寒さにも注意しましょう。

 

ドラセナの水やり

ドラセナは、どちらかというと水を好む植物ですが、季節によって与える水の分量を変えることがポイントです。

成長期の春から秋にかけては、土の表面が乾燥したら、鉢底から水が流れるくらいたっぷりと水をあげましょう。いくらドラセナが水を好むからといって、土の表面が乾燥する前に水やりを続けると、水分過多になり、根が腐ってしまいます。

また、水は鉢底からあふれるくらいたっぷりやるのが基本ですが、鉢の受け皿にたまった水は、その都度、捨てるようにしましょう。放置しておくと、虫が寄ってきたり、水が腐ったりして、植物に悪影響を与えるので、ご注意ください。

 

冬は、ドラセナは休眠に入ります。活動がゆるやかになるため、成長期ほど水を必要としません。土の表面が乾燥した状態のまま数日置いてから水やりをするくらいのペースで大丈夫です。

 

ドラセナの肥料

鉢の土に養分も入っているとはいえ、少しずつ減っていきます。定期的に肥料をやって、養分補給をしてあげましょう。手軽にすませたいなら、液体肥料がおすすめ。説明書をよく読み、2週間に1回程度、水のかわりに与えてみてください。

なお、肥料のやりすぎも植物にとっては負担になります。その点も覚えておきましょう。

 

ドラセナに適した温度

ドラセナは熱帯の植物なので暑さには耐えますが、寒さには強くありません。目安となる気温は、15℃。最低気温がそれよりも下回るようになったら室内で管理し、寒さから守ってあげてください。

 

気をつけた方がいい病気、害虫

ドラセナは病害虫が発生することはほとんどない丈夫な植物ですが、カイガラムシやハムシがつくことがあります。時々、葉のつけ根や裏側などをチェックして、もしも虫がついていたら早めに対処しましょう。

 

 

ドラセナを選ぶときのポイント

ドラセナを選ぶときに決めておきたいのが「どこに置くか」です。部屋の大きさ、日当たりの状態がわかれば、それに合った大きさや品種を絞り込むことができます。

そのうえで具体的に選ぶときのチェックポイントは、「葉が生き生きとしているか」「根元はぐらつかないか」「枯れた葉、虫などはついていないか」「鉢底から根が出ていないか」です。

 

 

ドラセナの花言葉

品種によっても多少の違いはありますが、ドラセナの花言葉は「永久」「不滅」「幸福」「開運」など。言葉の持つ意味から、お店の開店祝いなどの贈り物としても人気です。

 

人気の観葉植物、ドラセナについて、種類や育て方についてお伝えしました。花言葉も素敵です。何か観葉植物を育ててみたい、ドラセナが気になる、ドラセナを育てているけど管理の方法がわからないという方は、どうぞ参考にしてください。なお、Plant Huntではドラセナのほか、たくさんの観葉植物を取り扱っています。質問も承っておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。ご利用をお待ちしております。