【育て方】シェフレラ(カポック)の剪定方法や最適な時期とは

シェフレラ(カポック)の剪定について知りたいという方に向けて、方法や時期をご紹介します。ちなみにシェフレラは「ウコギ科・フカノキ属(シェフレラ属)」に属する植物で、「カポック」「ホンコンカポック」とも呼ばれることもあります。ただし、これは園芸用の名称で、本来のカポックという植物は別にあります。本来のカポックはシェフレラとは関係のない、アオイ科の植物です。葉の形が似ていたため、シェフレラとカポックが混同しているのですが、本記事では園芸用のカポック、つまりウコギ科のシェフレラについてお伝えします。 

【育て方】シェフレラ(カポック)の剪定方法や最適な時期とは│PlantHunt(プラントハント)

目次 

  • シェフレラ(カポック)の剪定に最適な時期
  • シェフレラ(カポック)の剪定方法
  • シェフレラ(カポック)の剪定後は挿し木で増やすことができる
  • シェフレラの育て方、管理方法
  • シェフレラ(カポック)の剪定に最適な時期

     

    丈夫で育てやすいシェフレラは、成長のスピードが速いことも特徴のひとつです。きれいな形を保つためにも、定期的に枝や葉を切って整える剪定をしてあげましょう。では、その時期はいつがいいのでしょうか。

     

    基本的にはいつ剪定しても特に問題はないとされていますが、最適なのは生育期に入る春から夏にかけて。旺盛な生命力にあふれている時期ですから、多少、枝葉を切り落としても株が弱ることがないというのがその理由です。

     

     

    シェフレラ(カポック)の剪定方法

     

    それでは、具体的な剪定方法について見ていくことにしましょう。

     

    剪定後の理想の形をイメージする

    まず、現在のシェフレラの形をもとに、どんなスタイルに仕上げたいかをイメージしてみましょう。込み合っている部分をスッキリさせることもできますし、せっかく剪定するのですから、オリジナリティのある形に仕立てることもできます。全体の中で、どの葉や枝を生かしたいか、どこをポイントにしたいか、じっくりとイメージをふくらませてみてください。

     

    不要な枝や葉を切る

    清潔なハサミを用意し、剪定をスタートします。最初から理想形に近づけようとするのではなく、込み合った枝や葉、枯れている枝、生育の邪魔になる枝など、必要のない枝葉から切っていきます。作業をしていると全体が見えにくくなるので、時々、ハサミを止めて、少しだけ離れたところから全体を確認し、少しずつ進めていくといいでしょう。

     

    枝を剪定するものの、そのあたりから再び新しい芽を出したいという場合は、枝の根元を10cmほど残して切ってください。そうすると成長点が残るため、新しい芽のつく確率が高くなります。

     

    樹形を整える

    最後に全体の形を整えます。飛び出している枝はないか、不格好なところはないか、風通しの悪そうなところはないか、ひとつひとつチェックしていきましょう。このときも、枝を切るたびに一歩離れて全体を見渡すようにします。また、一方向からだけ見るのではなく、鉢を回しながら、全方向からの形を確認することもポイントのひとつです。

     

     

    シェフレラ(カポック)の剪定後は挿し木で増やすことができる

     

    シェフレラ(カポック)は、挿し木で増やすことができる植物です。ぜひ、剪定した枝を使って、挿し木をしてみてください。

     

    シェフレラ(カポック)の挿し木とは

    挿し木は植物を増やす方法のひとつで、さまざまな植物に用いられています。

    基本的な方法は、切った枝を土に挿し、発根させて新しい株を育てるというものです。もちろん、シェフレラも挿し木をして新しい株にすることができますし、その際には剪定した枝を使うこともできます。ぜひ、剪定と挿し木をセットにして取り組んでみてはいかがでしょうか。

     

    シェフレラ(カポック)の挿し木の方法

    挿し木のための枝に「こういう枝でなければならない」という決まりのようなものはありませんが、だいたい長さ1015cm程度の枝を使うのが一般的です。剪定をするときに、挿し木のための枝を決めて切っておくといいでしょう。このとき、まっすぐに切るのではなく、切り口の断面が楕円形になるように、斜めに切ることがポイントです。

     

    枝についている葉は、23枚を残して取り除きましょう。そうしたら、きれいな水に切り口を23時間つけておいてください。その後、小ぶりの鉢やポリポットに赤玉土、川砂、あるいは挿し木用の無機質の土を入れ、枝の半分くらいの長さまでを挿し込みます。以降は、乾燥しないように気をつけて管理していきます。

     

    ここで気をつけたいのが、枝を挿す土の種類です。園芸用の培養土など、有機質の成分が入っている土は使わないようにしてください。有機質の土に挿すと、細菌にやられてしまい、順調に育たない可能性があるからです。

     

    無機質の土に挿しておくと、だいたい3週間前後で根が出て、新しい芽も顔を出します。ここまで育ったら、培養土などを入れた鉢に移し替えましょう。

     

    移し替えたら日当たりのよい場所に置き、土が乾燥したら水をやって管理をしてください。日の当たらない場所でも育ちますが、時間とともに弱々しくなってしまうことがあるので、その場合は、定期的に日の光に当てるようにします。

    また、暑さには強いのですが、寒さには若干弱いので、冬はあまり気温の下がらない場所に置いてあげましょう。

     

    まとめ

    【育て方】シェフレラ(カポック)の剪定方法や最適な時期とは│PlantHunt(プラントハント)

     

    シェフレラ(カポック)の剪定を考えている場合は、お伝えした内容を参考に、取り組んでみてください。そのほか、育て方がわからない、虫のことが気になるなど、観葉植物のことでわからないことがあったら、たくさんの観葉植物を取り扱っているPlant Huntにお問い合わせください。どんな質問でもお受けして、アドバイスいたします。どうぞお気軽にご相談ください。