【育て方】パキラが枯れる原因とは? 枯れさせずに元気に育てる方法

比較的管理が楽で、育てやすい観葉植物のひとつとして知られているパキラ。鮮やかな緑の葉が生き生きとしていて枯れることはなさそう……と思われがちですが、お世話のしかたを間違えると、枯れてしまうこともあります。この記事では、パキラを枯らさず元気に育てる方法について説明しますので、一緒に確認していきましょう。

 

目次 

  • パキラが枯れる原因
  • 水のやりすぎ
  • 水が不足している
  • 日当たりが悪い
  • 寒い場所に置いている
  • パキラを枯らさずに元気に育てる方法
  • 水やり
  • 置き場所
  • 病気や害虫の予防
  • まとめ
  •  

    パキラが枯れる原因

    植物にも寿命はありますが、元気だった植物が枯れてしまう場合、必ず原因があります。パキラも同じです。パキラが枯れる原因としては、次のようなことが挙げられます。

    水のやりすぎ

     

    植物に水は必要不可欠ですが、水分を好む植物もあれば、あまり必要としない植物もあります。パキラは、どちらかというと乾燥した環境のほうが元気に育つ植物です。水をやりすぎることは、さまざまな弊害を引き起こします。

    水をやりすぎることで起こる問題の一つが「根腐れ」です。土の水分が多すぎたり、水はけが悪かったりすると、根の先端が腐り始め、徐々に広がっていきます。根は、水分や養分などを吸収する植物の成長に欠かせない器官ですが、腐ってしまっては、その働きがうまくできません。

    また、根腐れを起こした株は、抵抗力が弱くなるため、病気や害虫の被害を受けやすくなります。水分が多いとカビ状の細菌が繁殖しやすくなりますし、コバエなど、水分を好む害虫も寄ってきて、間接的にパキラを弱らせて枯れる原因となるので注意が必要です。

    根腐れの初期でしたら、鉢からパキラを取り出し、腐った部分をハサミで切って植え直すことで元気になる可能性はあります。しかし、根全体に広がってしまうと、残念ながら枯れてしまう可能性が高くなるため、お気をつけください。

    水が不足している

     

    パキラは頻繁に水やりをしなくても育つ植物ですが、だからと言って、まったく水をやらなくても育つわけではありません。植物の成長に水は必要不可欠です。根腐れを気にしたり、ついつい気を抜いたりして水やりをしないでいると、水分が不足して葉に元気がなくなってきます。さらに、その状態で放置すると最終的には枯れてしまいます。

    パキラが水不足になっていると気づいたら、たっぷり水をやってください。土がカチカチに固まって水分が吸収されないときは、バケツに水を張り、鉢ごと水につけておくと水分が吸収されやすくなります。

    日当たりが悪い

     

    植物は光を取り入れた光合成により、エネルギーを作り出します。そうでなくてもパキラは、日光を好む植物です。まったく日の当たらない場所に置いておくと、枯れてしまいます。

    では、日の光が当たりっぱなしの場所に置けばいいのかというと、それもいけません。葉焼けといって、葉っぱが変色し、乾燥した状態になってしまいます。

    レースのカーテン越しなど、適度に日の当たる場所で管理してあげましょう。

    寒い場所に置いている

    パキラの原産地は、熱帯地域。その特性上、寒さには強くありません。気温が15℃以下になると活動が弱まり、5℃以下になると活動が停止、つまり枯れてしまいます。

    寒い時期の置き場所には、気をつけてください。

     

     

    パキラを枯らさずに元気に育てる方法

    パキラが枯れる原因をふまえ、パキラを元気に育てる方法を確認しておきましょう。

    水やり

    水やりのタイミングは、鉢の土の状態を見て、表面が乾燥しているときです。土の表面が乾いていたら、鉢底から水が流れ出るくらいたっぷり水をやります。このとき、受け皿にたまった水は、病害虫の原因になることもあるので、すぐに捨てることが基本です。

    土が湿っぽいときは、水やりを控えて様子を見てください。また、寒くなるとパキラは活動がとてもゆるやかになります。このときは、水やりの回数を減らしましょう。1カ月に23回程度、株の状態を見ながら水をやるようにします。

    パキラが元気に生育する5月~9月ごろにかけては、通常の水やりとは別に、霧吹きを使って葉を潤す「葉水」も取り入れてみてください。葉が張りを保つだけでなく、害虫の予防や駆除、ほこりの除去といった効果もあります。表側だけでなく、裏側にもかけることがポイントです。

    置き場所

    室内に置く場合は、日光が入り、風通しのよい窓辺などに置くことをおすすめします。先ほども説明しましたが、直射日光で葉焼けしないよう、レースのカーテン越しなどに置きましょう。置く場所にどうしても日の光が入らないというときは、定期的に外に出して日光浴をさせてあげましょう。

    もうひとつ気をつけたいのが、温度です。寒さには弱いので、冬はできるだけ温度の下がらない場所に置くようにします。冬は、窓を閉めていても外の冷気が入ってくることがあります。夜間の置き場所にもご注意ください。

    病気や害虫の予防

    水をやりすぎたり高温多湿の状態が続いたりすると、病気や害虫を引き寄せる原因になります。葉が込み合ってきたら剪定して風通しをよくしてあげましょう。屋外でパキラを育てる場合はどうしても虫がつきやすくなるので、こまめに葉や茎の観察をして、早めに駆除することが大切です。

     

    まとめ

    パキラはとても育てやすい観葉植物ですが、手入れのしかたによっては、枯れることがあります。「これからパキラを育てたい」「今、育てているパキラが枯れてきた」という方は、ぜひお伝えした内容を参考にしてみてください。なお、Plant Huntでは、種類豊富な観葉植物を多数取り揃えております。観葉植物の育て方についてのご相談も承っておりますので、気になることなどありましたらお気軽にお声がけください。

     

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